エリンシア

亡国の王女　エリンシア
前から見える尻肉
登場作品	蒼炎の軌跡	実装時期	第1部
武器種	剣	移動タイプ	飛行
武器スキル
アミーテ	威力11 自分から攻撃した時、2回攻撃 速さ-2
アミーテ(錬成)	威力11 HP+3 自分から攻撃した時、2回攻撃 速さ-2 自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さ+4
補助スキル
献身	対象のHPを10回復し、自分のHPを10減少
奥義スキル
なし
パッシブスキル
A 鬼神の一撃3	自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6
B 編隊飛行3	周囲2マス以内の味方飛行の隣接マスに移動可能
C なし

あの見事な深緑の御髪は、我が麗しの君、エリンシア姫のものですぞ！

• フルネームはエリンシア・リデル・クリミア。クリミア王国国王ラモンの娘。
  ラモンの弟であり、エリンシアには叔父にあたるレニングが次期国王に決定してから生まれた為、無用な後継者争いを避ける為に世間一般には秘匿されていた。
  ちなみにこのレニングおじさんは普通に人格者。後継者争いの為にドロドロの暗躍をするような人物ではない。
  王位を継ぐにあたっての教育は受けておらず、炊事も洗濯も裁縫も普通にする。
• 蒼炎の軌跡では、国王の遺児としてクリミア王国の後継者として、デインに奪われた国を奪還するために、アイク達と共に友好国を目指す。
  護られお姫様ポジションの非戦闘キャラ…と思いつつ、終盤では愛する祖国を取り戻すために自らも戦場に立つ。
  ステータスは攻撃は低いがそこそこ高水準。
  序盤に「私も戦います！」と手助けしようとするが、アイクに「危険な目に遭わせるわけにいかない」と断られてしまうため、「お前そんなに強いなら自分で戦えよ」とは突っ込ませない。
• 暁の女神では、第二部「国とは王とは」の主人公。
  女王に即位したが国の事を大切に想う優しさが、一部の貴族や国民から「甘い」と反感を持たれてしまい、反乱へと繋がってしまう。
  全五章の短いお話だけど、物語の起承転結もマップのやり応えもしっかりとまとまってて良作だと思う。でもルキノさんはロングがよかった。
  「私は女王になんかなりたくなかった…なりたくなかったのに………！」という悲痛な叫びがつらい。
  第三部では帝国軍神使派に託したクリミア軍が壊滅。つらい。滅びろデイン。

キャラビルド

• エリンシア様の強み
  ・専用武器の2回攻撃で、自分から攻撃した時に大きなダメージを与えられる。
  ・速さが高いので、専用武器と合わせた4回攻撃を狙いやすい。
  ・飛行なので地形を飛び越えた変則的な動きが可能。
  ・近接として最低限の耐久はあるので、伸ばせばそれなりに耐えられるようになる。

• エリンシア様の弱み
  ・相手の奥義カウントを促進させてしまうので、反撃を許すと大ダメージになる危険性が高い。
  ・低耐久なので特効武器や奥義を叩きこまれると即死しやすい。
  ・敵から攻撃された時は非常に無力。
  ・移動2の近接なので、敵陣に飛び込むのはひと手間必要。
  ・初期の錬成武器なので、最新の専用武器と比べると大きく見劣りする。
  ・入手しにくく凸しにくい上に、あまり特徴のないステータス。
  ・汎用武器で似た戦略が可能。

ステータス

• 無凸花無し

  名前	武器	移動	H	攻	速	守	魔	総合値
  エリンシア	剣	飛行	35	34	36	24	27	156
  神装エリンシア	剣	飛行	37	36	38	26	29	166
  タニス	剣	飛行	41	36	40	32	28	177

  入手しにくい元星5限定キャラだが、花無しでは同じ剣飛行で低レアのタニス隊長にも劣るステータスとなっている。
  こればっかりは初期キャラの宿命なので、残念ながら仕方がない。

• 無凸花最大

  名前	武器	移動	H	攻	速	守	魔	総合値
  神装エリンシア	剣	飛行	40	39	41	29	32	181
  タニス	剣	飛行	42	37	41	33	29	182
  神装リーフ	剣	歩行	46	38	44	36	29	193
  神装シャニー	槍	飛行	44	35	40	30	34	183
  神装ミネルバ	斧	飛行	45	36	38	37	27	183
  子供シーダ	剣	飛行	39	36	45	28	33	181
  正月スリーズ	剣	飛行	41	37	40	30	29	177
  子供アイクミスト	剣	歩行	41	43	43	33	27	187
  伝承シーダ	槍	飛行	40	39	44	28	32	183
  花嫁カチュアティト	斧	飛行	42	42	43	30	25	182

  ステータスは攻撃と速さが高めな「よくある高速型アタッカー」といった配分。
  耐久は低水準ではあるものの、近接として最低限のスペックは持ち合わせている。
  表面上は最新英雄にもそれなりに食らい付けるようにも見えるが、専用武器のスペックが違い過ぎるので総合力は大きく劣る。
  これも初期キャラの宿命なので仕方ない。

個性は何得意がオススメ？

典型的な高速アタッカーであるエリンシアにとって、個性で伸ばしたいステータスは攻撃と速さ。
さらに「2回攻撃」の専用武器持ちであることを考えると、ダメージ+6に繋がる攻撃得意を選ぶ人が圧倒的に多いようだ。
蕾を使って更に得意を伸ばしたい場合は、第二候補である速さ得意を選ぶ人も多い様子。
しかし中には「鬼神金剛の瞬撃」や「攻撃守備の近影」と組み合わせて、「攻撃守備得意」のエリンシア様を構築している人もいるようだ。
鈍足相手に敵の反撃を確実に耐えて4回攻撃を叩き込む型
参考：英雄決闘上位50名→攻撃得意44名、速さ得意33名、守備得意6名、無個性1名

スキル考察

武器スキル

• アミーテ
  エリンシア様の軸となる優秀な専用武器。
  2回攻撃もステータス補正も「自分から攻撃した時」に発動するので、条件を深く考えずに扱うことが出来る反面、
  相手から攻撃された時は、何も効果の無い銀の剣以下に成り下がるので、攻撃を受けないように立ち回るのが基本となる。
  汎用武器の「忍の刀」と比較すると速さは僅かに劣るが、ステ補正を含めると12ダメージも上回るので、付け替える意義は薄いだろう。

サポートスキル

• 引き戻し

奥義スキル

• 疾風迅雷
  敵の攻撃を受けたくないエリンシア様にとって、ヒット＆アウェイしやすくなるこのスキルは非常に強力。
  奥義に頼らずとも火力を出しやすい事もあり、ひとたび発動してしまえばかなりの殲滅力を発揮できる。
  とはいえ優秀な追加効果の多い最新英雄たちと比較すると
  「武器に『発動カウント-1』が付いていない」「Cスキル『始まりの鼓動』を装備できない」
  「奥義発動カウント増幅手段に『柔剣』を選べない」「自分で『奥義発動カウント変動量-を無効』を付ける手段がない」
  といった問題点が多く、カウントの重いこのスキルの発動機会は減ってきている。
• 月光・月虹・破天・凶星
  カウントの重いスキルを避けたい場合はこちらが選択肢に入る。
  特に「疾風迅雷」と相性の悪い英雄決闘ではほぼ100％このスキルが採用されている。これはエリンシア様に限らないが。
  手数が多い代わりに1回1回のダメージは控えめになりがちなので、基本的には「凶星」よりも「月虹」の方がダメージが出やすいが、
  柔らかい魔導士や有利な緑属性を専門に狩りたい場合は「凶星」の方がダメージが出る。
  また戦闘アニメONの状態では、蒼炎屈指の迷台詞である「ぶっ飛ばして差し上げましょう！」が聞けるという素晴らしいメリットもある。

Aスキル

• 剛剣4☆
  エリンシア様が自己完結出来る、唯一の奥義発動カウント増幅スキル。
  カウントの重い「疾風迅雷」を発動しやすくするもよし、「月虹」「凶星」といったカウント2の奥義を即座に放つもよし。
  ただしインフレが進んで攻撃力で上回れない事も増えているので注意が必要。
  特に速さを捨てて攻撃力と耐久を高めた連中の相手は厳しめ。
• 鬼神飛燕の一撃3☆
  比較的入手しやすく、アミーテと相性抜群な安牌。
  小難しいこと考えなければこれが一番。
• 鬼神飛燕の迫撃
  「鬼神飛燕の一撃3」の上位互換スキル。
  そもそもダメージを受ける運用をしたくないエリンシア様にとって、回復はそこまで魅力的な追加効果では無い。
  とはいえ英雄決闘などの廃コンテンツではそうも言っていられないので、有力候補になるか。
• 刃のセッション3
  攻撃速さの上昇値が+3～9に変動する特殊なスキル。
  「攻撃速さの機先4」に並ぶ攻撃速さ+9も魅力的だが、奥義カウント調整の為に、意図的に威力を下げるといった運用も可能。
  相手が耐久の低い緑属性や魔導士の場合、一撃で殺してしまって「疾風迅雷」のカウントが進まずに殲滅力が落ちてしまうシチュエーションも少なくない。
  このスキルではそんなシチュエーションで、自分の攻撃力を調整することが可能。
  勿論最大火力を活かして、苦手な相手を強引に突破する事も出来る。
  こんな小細工をしても一撃で殺してしまう場合もあるが、このゲームで選択肢が広がるというのは大きなメリットだ。
• 攻撃速さの機先4
  比較的緩い条件で攻撃速さ+7～9を狙える優秀なスキル。
  「敵が【不利な状態異常】を受けている時」は何らかのサポートが必要だが、「敵のHPが100%で戦闘開始時」は非常に条件を満たしやすい。
  ただしエリンシア様は敵の攻撃を受けない立ち回りが基本となるため、敵の攻撃を受ける時の恩恵は享受しにくく、「一撃」「迫撃」といったスキルからわざわざこちらに乗り換える必要性は薄い。
• 鬼神金剛の瞬撃
  速さではなく耐久を伸ばす選択肢。
  どれだけエリンシア様で速さを伸ばそうとしても、完全に速さ特化した最新の剣士たちには一歩及ばない。
  その為、鈍足の攻撃を耐えて4回攻撃を叩き込むこちらのスキルも候補に挙がる。
  耐久ステータスが低く武器にも守備補正のないエリンシア様だが、10凸してこのスキルに「近影」「牽制」といったスキルで耐久を補助すれば、守備50相当まで引き上げる事が出来る。
  英雄決闘のような廃コンテンツでは凸数や絆でステータスを誤魔化せない為、速さよりも耐久を重視する動きも増えてきているようだ。
• 攻撃速さの渾身3
  「鬼神飛燕の一撃3」と同じく、比較的入手しやすい攻撃速さの上昇スキル。
  攻撃+1優れているとはいえ、「鬼神飛燕の一撃3」と比べてわざわざこちらを選ぶメリットは少ないが、逆にデメリットもそれ程気にならない。
  在庫と相談してこちらを継承するのもアリ。
• 攻撃速さの孤軍4・攻撃速さの連帯・攻撃速さの絆4・攻撃速さの密集3
  切り込み隊長として敵陣に飛びこむこともあれば、飛刃の紋章・牽制を活かして味方と固まることもあるので、位置取り系のスキルはとはあまり相性は良くない。
• 鬼神の一撃3☆
  デフォルトスキル。
  アミーテと相性抜群なので、安く使いたいならこれで十分。
  2回攻撃と合わせてダメージ+12！
  パワー・オブ・ザ・ゴリラ!!
• 鬼神の一撃4
  攻撃+8！ダメージ+16！
  ゴリラパワーキンジラレタチカラ!!

Bスキル

• 近影シリーズ☆
  使い勝手を跳ね上げる再移動に、完全無条件の戦闘中ステータス補正まで付いてくる超優秀なスキル。
  エリンシア様の目指したいヒット＆アウェイ戦法との相性は勿論の事、味方の追撃の為に位置調整をしたり、サポートスキルを組み合わせた移動3の大幅移動をしたり、
  このスキルひとつで「選択肢」が5個も6個も増えてくる。
  特に深い理由が無ければこのスキル一択と言っても過言ではないだろう。
  最有力候補は火力に直結する「速さ守備の近影」だが、他のスキルと合わせて耐久を上げる目的で「攻撃守備」も選択肢に入る。
  詳しくは「鬼神金剛の瞬撃」の項目を参照。
• 怒涛シリーズ
  数を増やしつつある追撃不可無効スキル。
  追加効果も優秀なものが揃っていて、自分から攻撃した時にしか発動しないデメリットもエリンシア様にとっては気にならない。
  ただしメインとなる追撃不可無効も、それぞれの追加効果も「欲しい時は物凄くありがたいけど、要らない時は全然必要無い」といったものばかり。
  その為圧倒的な使い勝手を誇る「近影」と比較すると、使用感は数段階劣ってしまう。
  更には追撃不可を持っている硬すぎる相手の場合「追撃不可を無効化しても突破出来ない」
  「エリンシア様の耐久では追撃の合間に浴びせられる奥義で即死しやすい」という問題点も抱えている。
  「近影」では突破できない敵を打破出来るポテンシャルを秘めているのは間違いないが、非常に扱いの難しいスキルと言える。
  もしそれらのデメリットを承知の上でも採用する場合、候補となるのは、
  奥義を食らいにくくする「怒涛・キャンセル」、致命傷となりうる攻撃の弱化を無効化出来る「怒涛・不屈」の2つだろう。
• 空からの急襲
  HP100％から4連続攻撃を狙えるスキル。
  耐久の低いエリンシア様にとって「自分の攻撃の直後に追撃を行う」は非常に魅力的。
  神装無凸でも錬成アミーテで速さ40相当になり、Aスキルや聖印で速さを盛れば簡単に速さ50を超える事が出来るため、広範囲で4回連続攻撃を期待できる。
  その為縛鎖等で相手を見極めて使う場合は有力な候補となるだろう。
  ただしこのスキルも前述の「怒涛」と同じように、「近影」と比べて使い勝手は大きく下がる。
  また低水準とはいえ近接として最低限の耐久は兼ね備えているので、「下手な反撃」はこのスキルに頼らなくても耐えられるという点が一つ。
  そして「下手ではない反撃」をしてくる連中は、火力だけではなく耐久も兼ね備えている場合が多く、このスキルで4連続攻撃を浴びせたところで倒せない問題もある。
  サクッと継承してサクッと使うには程良いスキルだが、突き詰めて考えると優先度が下がるスキルと言える。
• 一撃離脱・引き込み☆
  「近影」より圧倒的にお安いヒットアンドアウェイ手段。
  敵の攻撃を受けたくないエリンシア様にとって、突出した敵を殴ってから踊り子や引き戻しで退避する戦法は今でも強力。
  発動したくないタイミングでも発動しちゃうのはご愛嬌。
• 天馬行空
  速さの条件は問題ないが、魔防のステータスは神装10凸花15の絆支援込みまで盛ってもようやく38。
  「攻撃守備の近影」を上回るには魔防30以下の相手に限定されてしまう。
  「獅子奮迅4」や「赤の死闘・飛行4」を付ければ盛る事は出来るが、「怒涛」のような弱化無効やキャンセルの様な付加価値も存在しない。
  最大でダメージ+14に繋がると考えれば魅力的だが、実用性は乏しい。
• 救援の行路
  何だかんだ今でも強い。
  迅雷パじゃなくても普通に強い。
• ◯殺しシリーズ
  気軽に4回攻撃を叩き込める手段。
  誰でも出来るとはいえ、気軽に絶対追撃と追撃不可を付与できるのは非常に強力。

Cスキル

• 迅雷風烈シリーズ☆
  フィールド制圧能力の高いキャラが増えている昨今、エリンシア様のような移動2で攻め型の近接は、残念ながら使い勝手が良いとは言い難い。
  その為、自分の移動を上げられるこのスキルは非常にありがたい存在。
  2ターンに1度とはいえ、使用感は間違いなく跳ね上がる。
  また増加した分の移動は「近影」の【再移動(残り+1)】にも反映されるので相性抜群。
  サポート技と組み合わせて移動4の大幅移動といった曲芸のようなことも。
• 牽制シリーズ☆
  Cスキルでありながら無条件で戦闘中ステータスに影響する事が出来る。
  「疾風迅雷」型では敵陣に飛び込みやすい為、味方へのサポートとしても優秀。
  Bスキルの「近影シリーズ」と同じく、最有力候補は火力に繋がる「速さ守備の牽制」だが、
  耐久を上げる目的で「攻撃速さの牽制」「攻撃守備の牽制」という選択肢も。
• 脅嚇シリーズ☆
  緩い条件で自己バフと敵デバフを付与出来る強力なスキル。
  特に「速さ」を当てる事が出来れば、+12もの差を生み出す事が出来る。
  また「攻撃」では擬似的な耐久上昇に繋げる事が出来、「瞬撃」を使った耐久を上げた型との相性も良い。
  ただし味方に複数継承させた場合、敵への弱化が無駄になりがちなので注意。
• 相互大紋章シリーズ
  強力なスキルが増えて若干影が薄くなりがちだが、それでも安定して強いシリーズ。
  味方へのサポートとしては、敵に近付く必要のある「牽制」よりも使いやすい。
• 飛刃の紋章
  ひと昔前に流行った飛行パーティ向けの格安スキル。
  魔境の城や決闘で活用させるのは難しいが、縛鎖では山や水辺に阻まれたマップの多いため、今でも十分選択肢に入る。
  その飛行は人を襲うためでなく、人と愛を語るため。
  その刃は人を殴るためでなく、人と絆を深めるため。
  そして最強奥義トライアングルアタックで劣等民族エンブラ人野郎を殲滅だ！