スタルーク

見た目通りに強力な高速弓兵であり初期スキル構成の完成度も非常に高い
それは引き戻しを継承すれば完成とさえ言えるものだが歩行ユニットであることを考えるとCは攻撃速さの信義4で足回りを強化したいところか
信義4は高級品だが魔器英雄であることから抵抗なく強化しやすい
魔器およびBスキルによりスタルークを受けから処理するのは非常に困難と考えられるので敵に出てきたら要注意

武の国とされるブロディア王国の第二王子
その名に恥じぬ作中トップクラスの強ユニットであり弓兵ながらそれなりの硬さと高い攻速技の成長率を誇り全編通して高いレベルでの活躍が期待できる
専用職のティラユールは能力補正も然ることながら固有スキルの月光（技%で守備魔防カット）が非常に凶悪で技の高い彼はこれを高い頻度で発動し計算上落とせない相手もどんどん撃ち落としていく
とりわけ高難易度とされる今作のルナティックでは彼の協力は必要不可欠だろう
　
第一王子ディアマンド?とは年齢にも差があり彼が時期国王として自覚のある優秀な人物（弱味を見せないタイプ）であるため強い尊敬の念を抱くと共に卑屈な性格を形成してしまっている
そんな性格を象徴するような初登場時から誤解による非礼のために土下座を決めるシーンが印象的だが戦いの中で身も心も成長していくことになる
（例えば土下座直後のリュール?・アルフレッド?との会話ではその姿勢を厳しく咎められる/アイビー?との支援会話では「それはブロディア王国第二王子としての正式な謝罪と捉えて良いのか」といった旨の言葉を受けて学びを深めるなど細かなシーンに描写されている）
　
しかし長きにわたって培われてきた卑屈な姿勢は同時に他者の美点を見出す視野の広さ・優しさに繋がっている
また学びを深めることについてプライドが邪魔をしないために彼は教養深く聡明な人物でもある
とりわけラピスやセリーヌ?との支援会話には彼のそのような特徴が強く反映されており本人が無自覚のうちに周囲を支えていることが見て取れる

敵の計略により異形と化した実父モリオン王と相対する際にはその聡明さ・優しさがいかんなく発揮され時期国王ディアマンド?にその業を背負わせまいと自らの手でモリオン王を討ち取ることを覚悟する
また神竜軍との初対面時・神竜軍に寝返ったアイビー?との対話時にはまだ若く未熟な面も見せる一方で同時に味方への優しさとそのために敵に容赦をしない強さが見て取れる
彼の行動はポジティブに見える点もネガティブに見える点も気配りと優しさに裏付けられておりキャラクターとしての人気はかなり高い

全ての国が手を取り合って歩み始めたクリア後の時間軸に於いて前政権でイルシオンに侵攻していた軍事国家ブロディアの立場は難しいものになると予想される
その中で新国王ディアマンド?は大きく国家の方針を転換し外交に重きをおく方向で舵を切っていることが読み取れる
それが決して容易な道ではないと予想されるがその中でもスタルークは直接現地に赴いてイルシオン民からのブロディアに対する悪感情を取り除いて回ったり両国の貿易を推し進めたことが言及されている
彼の優しさや聡明さは正しく国家および世界を和平という形で救ったことになるだろう

彼の臣下であるラピスはシトリニカ?からも「彼（スタルーク）のことになると甘い」と指摘されるなど淡い恋心を抱いておりその支援会話は非常に甘甘なものである
彼女に守られながらも臣下であるラピス・シトリニカ?を守ろうとするスタルークは「守り合い」をすることを提案するのだが

「これからはずっと、僕がラピスを守ります」
「あたしもずっと、スタルーク様をお守りします」
ちょっと可愛すぎない？？？
　
彼女が彼を守って戦死した世界線である邪竜の章では異界のスタルークと自軍ラピスで交戦時にももちろん専用会話があるのだが
臣下を失った異界のスタルークは冷徹そのものの性格である（ただしシトリニカ・ラピスともに彼の本質はそのままであることを見抜いている）一方で

「幻覚だ……こんなもの、僕の都合のいい妄想だ」などとめちゃめちゃに動揺
挙げ句に 「君に王として即位する姿を見せたかった」 「そのままのあなたで十分素敵なんですよ」
などと恋人同士としか思えない会話が展開されスタラピファンには必見の内容である

　
その他にもラピスのプロフィール画像に田舎の出に似つかわしくない豪奢な服（白雲母の服、説明文は『祝いの席でもよく着られており、婚姻のドレスを白い本革で発注する花嫁もいる』）を着て誰かを見上げている姿がある
なおスタラピの身長差は12cm（＝もっともキスしやすい身長差）であり見上げている構図にもラピスに豪奢な服を贈るポジションとしてもスタルークは適切である
なおラピスの得意料理・経験済み料理はいずれもスタルークが好まないものであるがラピスの挑戦したい料理は二人とも美味しく食べられる料理である
このように匂わせの範疇ではあるものの公式からもかなりの供給がある
　
総じて公式からして可愛らしすぎるカップリングであり二次創作も大変賑わっている

時期国王を支えるポジションとして二人は価値観を共にする部分が多々あることが見て取れる
まだ若いながらも兄王子に負けず劣らずの聡明さを持つ二人がとある秘密を共有する支援会話は色っぽささえ感じ取れる内容でこちらも人気のある組み合わせである