近距離反撃・遠距離反撃

• 効果説明文は全く同じだが
  「遠距離キャラが近距離キャラに反撃できるようになる近距離反撃」と
  「近距離キャラが遠距離キャラに反撃できるようになる遠距離反撃」では性能が大きく異なる。
  そもそもこのゲームは、遠距離キャラが圧倒的に強い。
  2マス、3マス移動の世界で射程+1の差が非常に大きく、近距離キャラを一方的に殴れる状況を簡単に作れてしまう。
  そのバランス調整のためか、近距離キャラと比べて遠距離キャラはステータス総合値が低く設定されているものの、
  射程の差を埋めるに至っているとは言い難い。
  英雄決闘では更なるテコ入れの為に、近距離が遠距離と戦う時には守備魔防+7される程だが、
  それでも遠距離キャラの優位性が揺らぐほどではない。
  「遠距離反撃」はそんな圧倒的優位を誇る遠距離に対するメタスキルであり、強い行動に対して強く出られるという事は強い。
  では「近距離反撃」はというと、射程の優位を捨てて、ステータスの勝る近距離に対してわざわざ同じ土俵で闘うスキルとなる。
  ステータスを大きく伸ばせるAスキル枠を「近距離反撃」に使ってしまう事を考えると、
  相手とのステータスの差は更に大きく開くことになってしまう。
  「射程の優位を活かしながら攻撃しつつ、反撃で確実に仕留める」という動きが出来れば理想だが、
  Aスキルでステータスを高めて、強力な攻撃で相手を仕留めて反撃を許さないのが一番確実である。
  もちろん専用武器の内容やスキルの構築次第で、どんな運用も不可能ではないのがヒーローズであり、
  キャラクターや運用目的によっては「近距離反撃」も十分視野に入ってくるが、
  それはあくまで構築を練った上級者向けのテクニックなので
  「『遠反』は便利だけど、『近反』はそこまで強くない」というのは、このゲームの基礎として頭に入れておくと良いだろう。

下位スキル

無し

• 「遠距離反撃1」「遠距離反撃2」のような下位スキルが存在せず、
  最初から習得SP300の「遠距離反撃」だけが実装されている、
  伝説のポケモンのようなスキルである。

スキル効果

• その名の通り、近反遠反に「構え?」を合わせたようなスキル。
  デメリットも無く、発動条件も近反遠反と噛み合っており、
  通常の「近距離反撃・遠距離反撃」の完全上位互換スキル。

下位スキル

「近距離反撃・遠距離反撃」

• 「構え?」を下位スキルにした継承は出来ない。

スキル効果

効果1

効果2

• 文字通り、近反遠反に「渾身?」を合わせたようなスキル。
• こちらの効果2は前述の効果1と独立しているので、
  条件を満たせば、自分から攻撃した時にもステータス上昇効果が付く。
• 「近反遠反」は敵の攻撃を受ける前提のスキルである為、それなりに耐久の高いキャラで採用が検討される。
  しかし5ダメージは小さくない自傷ダメージである為、多少連戦するだけでみるみるHPが減っていってしまう。
  その為、基本的にはこちらではなく、通常の「近反遠反」や、前述の「◯反・◯◯の構え」が優先される。
• 「待ち伏せ」等の「自分のHPが◯◯％以下の時」を条件とするスキルとは相性が良い。
  特に、「2回攻撃」の武器を持ったキャラに「遠反・攻撃の渾身」を持たせると、
  ダメージ+10相当になる上に、「待ち伏せ」の条件が満たされやすくなるので、非常に凶悪。
  自分から攻撃した時にも発動する為、一石三鳥くらいの組み合わせである。
  エコパオラ絶対に許さんからな。

下位スキル

「近距離反撃・遠距離反撃」

• 「渾身?」を下位スキルにした継承は出来ない。

スキル効果

効果1

効果2

• 文字通り、近反遠反に「孤軍」を合わせたようなスキル。
• こちらの効果2は前述の効果1と独立しているので、
  条件を満たせば、自分から攻撃した時にもステータス上昇効果が付く。
• 無条件の近反遠反の効果を持つ汎用スキルとしては、初のステータス2種上昇スキル。
  飛空城や英雄決闘といったコンテンツは密集しやすい為、立ち回りに工夫が必要ではあるが、
  インフレしていくステータスレースに勝ち抜く為の、有力な選択肢になってくるだろう。
• 【護り手】が発動時は、「周囲1マス以内に味方がいる」判定となってしまう為、
  どう足掻いてもステータス補正を得る事が出来ず、相性が悪い。

下位スキル

「近距離反撃・遠距離反撃」

• 「孤軍」を下位スキルにした継承は出来ない。

スキル効果

• 文字通り、「近距離反撃・遠距離反撃」と「強化増幅」を合わせたようなスキル。

効果1

効果2

• 自分の強化のみを参照する、「強化増幅3」や「【強化増幅】(有利な状態)」のようなタイプではなく、
  「強化増幅4」と同じく、自分と味方の両方の強化の値を参照して発動する効果。
  自分＆味方参照型の利点は「強化増幅4」を参照。

下位スキル

「近距離反撃・遠距離反撃」

• 「強化増幅」を下位スキルにした継承は出来ない。

• 対象が狭くなった代わりに、「攻撃+5」のステータス補正が増えた、
  「遠近反・構え」の亜種と呼べるスキル。
• 対象が狭くなってしまったデメリットが非情に大きく、通常の遠反と比べると使用率は格段に低い。
• どのスキルにも共通して、戦闘中のステータス補正は、同じ距離の相手に攻撃された時も発動する。
• 「◯◯の反撃・◯距離」という名前を見て分かる通り、「◯反・◯◯の構え」シリーズと非常に名前がややこしい。
  過去のFEHスレでは「金反近」「近反金」といった略し方も提案されたが、余計な誤解を生まない為にも、
  明確にどちらか片方の話をしたい場合は、略さずに正式名称で話す方が無難かもしれない。

効果(金剛の反撃・近距離)

• このスキル群の中では一番使い勝手の良いスキル。
• バージョン6.9の現在、近距離全体が約460人のうち、
  近距離物理が約400人に対して、竜は約60人で、割合にして15％弱。
  これはあくまで単純計算であり、実際の遭遇確率は環境次第で変動するが、
  「近距離反撃」の項目で解説している通り、
  ステータス合計値の劣る遠距離で、正面から近距離の相手をするのは不利になる為、
  ステータスの差を少しでも埋める為にも、安定した「近反・金剛の構え」よりも、こちらが選ばれる事は少なくない。

効果(明鏡の反撃・近距離)

• 竜には「射程2の敵に守備か魔防の低い方でダメージ計算」(通称ブレス効果)が標準搭載されている為、
  対ドラゴンを明確に意識したこのスキルには、そのブレス無効効果が付いている。
• このスキル群の中では一番使い勝手の悪いスキル。
  前述の通り、現在のヒーローズでは竜の絶対数が少ない。
  その為このスキルも非常にピンポイントとなってしまう。
  ステータス上昇は魔法から攻撃された時にも発動する為、
  「魔法と竜を両方とも意識する」という目的で採用することも出来るが、
  バージョン6.9現在、魔法キャラの人数は約200人程で、竜の人数は前述の通り約60人程。
  下手に竜受けも視野に入れるよりも、キャンセルのついた「鬼神明鏡の構え3?」等で、
  魔法相手の受け遂行能力を高める方が無難と言える。

効果(金剛の反撃・遠距離)

• 守備が高く、魔防が極端に低いキャラに向いたスキル。
  しかし近距離キャラであれば、多少魔防が低くても、HPを活かして一撃くらいは耐えるのも難しくはなく、
  通常の「遠反」であれば、HPの低い遠距離キャラを一撃で返り討ちに出来る状況も珍しくは無い。
  その為実際に運用してみると、通常の「遠反」と比べてステータスが上がるメリットよりも、
  魔法に反撃出来ないデメリットの方が強く感じてしまうだろう。
• ランダムで登場する敵を相手するのではなく、特定の遠距離物理をピンポイントで対策出来る縛鎖では優秀と言える。
  クロルフ?や伝承クロム?を確実に返り討ちに出来るキャラがいると非常に心強い。

効果(明鏡の反撃・遠距離)

• 魔防が高く、守備が極端に低いキャラに向いたスキルだが、
  前述の「金剛の反撃・遠距離」と同じ理由で、守備が低いキャラであっても、遠距離全体を見られた方が便利。
• ただし飛行は通常の遠反で遠距離物理を意識しようとしても、
  特効を受けてしまう弓相手では「一撃くらい耐える」ことすら難しく、暗器ピンポイント対策となってしまう。
  その為、守備が低く魔防の高いペガサスナイトなどに、
  魔法・竜受けに特化したこのスキルを採用するのも面白いかもしれない。

下位スキル

無し

• 近距離反撃・遠距離反撃とは独立している上に、
  近距離反撃・遠距離反撃と同じように、下位スキルも存在しない。

• 継承(装備)制限以外は「遠距離反撃」と全く同じ効果のスキル。アイコンも全く同じ。
  しかし、ゲーム内では別スキルとして扱われているのか、
  聖印としてはAスキルではなく、「専用効果」に分類されている。
• 聖印限定スキルなので、装備にSPは必要ないが、査定上はSP300として扱われる。
  • これは聖印枠としては最大の数値(バージョン8.2時点)である為、
    純粋な性能目的だけでなく、各種査定コンテンツでも需要が高い。

• 「遠距離反撃」の効果を持つスキルは非常に多く、大半が無条件な一方で、
  「近距離反撃」の効果を持つスキルは数が少なく、全てが条件付きとなっている。
• 汎用スキルでは長らく、「近距離反撃・遠距離反撃」とその派生スキルにしか内蔵されていない効果であったが、
  ver7.9では、「近距離反撃・遠距離反撃」とはスキルの形態が大きく異なりながらも、
  「距離に関係なく反撃する」の効果を持つ汎用Aスキル「備え」が登場。
  近接、遠隔問わず装備可能である為、「『近距離反撃』であり、『遠距離反撃』でもある」と言える。

• ヒーローズで「遠距離反撃」の効果を持つ武器は、原作で「1～2距離以上」の射程を持っている事が多いが、
  原作で「1～2距離以上」の射程を持つ武器が、必ずしもヒーローズで「遠距離反撃」の効果が与えられる訳ではない。
  特に大英雄や神階英雄に選ばれるような強敵キャラは、
  プレイヤーから一方的に攻撃されて反撃出来ずに嬲り殺しにされる哀れな事態を避ける為、
  原作では十中八九「1～2距離以上」で登場しているが、ヒーローズで「遠距離反撃」の武器スキルを与えられるケースは少なめ。
• 原作のファイアーエムブレムシリーズの魔法や暗器は、基本的に「1～2距離」の射程を持つが、
  ヒーローズでは「2距離」の射程で固定されており、上記の通り原作再現で「近距離反撃」を与えられる事は殆ど無い。
• ファイアーエムブレム風花雪月には「距離に関係なく反撃する」効果を持つ「応撃」という名前のスキルが存在する。
  また、味方に「応撃」を付与する「応撃の構え」という「計略(風花雪月の独自システム)」も登場。
  今の所ヒーローズでは使われた事の無い名称だが、今後「応撃」という名前を持つスキルや【有利な状態】が登場するかもしれない。
• FEHスレでも近反遠反を合わせて「応撃」と呼ぶ人もたまーーーに居る。
  • ちなみに風花雪月で武器を装備した状態で「応撃」が発動すると、
    武器を頭上に掲げて相手に雷が落ちる(物理)独特なモーションが入る為、何かと印象の残るスキル。
    といっても壁や川を飛び越えて反撃するヒーローズも大概だが。